時代 縄文時代

約1万年続いた!!生活の環境も大きく変化した時代!
縄文時代について知ろう!

縄文時代を知ろう

縄文時代を知ろう

旧石器時代の次の時代が「縄文時代」です。多くの方は、この縄文時代から日本史というものを具体的に知るようになっているのではないでしょうか。古い時代でも縄文時代と聞くと知らないという人はいないくらい、日本史のスタートと言ってもいい時代ですね。

縄文時代というと、縄文土器がすぐに頭に浮かぶでしょう。しかし、有名な時代なのに、実際にはどんな時代だったの?と聞かれるとサッと答えらえる人は少ないです。約1万年も続いたこの時代は、まさに日本人にとって大きな変化があった時代です。

約1万年続いたこの時代の出来事を知ることは、日本史の大半を知ったということにもなります。段々と興味が湧いてきましたね!それでは縄文時代についてみていきましょう!

約1万年続いた縄文時代を知ろう!

先程も書きましたが、この縄文時代は約1万年も続いたのです。そう考えると、ここでサラッと紹介して終わりという感じにはならないでしょう。もっと多くのことが起こった時代です。それではじっくりと縄文時代についてみていきましょう!

約1万年続いた縄文時代を知ろう!

約1万年続いた縄文時代を知ろう!

  • 縄文時代の大まかな流れ
  • 縄文時代の特徴
  • 縄文時代の環境
  • 縄文時代の人々の暮らし
  • 縄文時代!その時世界では!

それでは早速、「縄文時代」を学んでいきましょう!

縄文時代の大まかな流れ!

縄文時代の流れ

縄文時代の流れ

縄文時代の流れを簡単な年表に表してみましたが、あまり詳細な内容は書いていません。この時代も旧石器時代と同じように約1万年以上続いた時代です。細かく書くことが出来なこともあります。

縄文時代に起こった出来事を大まかにまとめますと、打製石器を使っていた旧石器時代から、石を磨いて使用する磨製石器の使用に変わりました。そして土器を作る技術が生まれ、土器を使うようになりました。そして徐々に稲作が栄えていき、定住するという生活が始まります。

現代でも続いている稲作や定住など、現代の生活の始まりが見えてきましたね。

縄文時代の特徴!

縄文土器

縄文土器

縄文時代の特徴は、まさに土器の使用が始まったということでしょう。縄文土器と言われる、縄目文様が施された土器が特徴です。そして旧石器時代の長い寒い時代が終わり、徐々に気候が温暖化へと移り変わってきた時代です。

そして住居として竪穴住居などになり、定住するということが定着してきた時代です。

また縄文時代の遺跡からは人の形をした土偶なども出土しており、祈りや祭りなどのために使われていたのではないかといわれています。そしてお墓からも、石器や土偶のほかに石や貝でつくったアクセサリーがみつかっており、縄文時代の人々は亡くなった人たちの魂を大切に扱っていたということが分かります。

縄文時代の環境!

縄文時代の環境については、先ほども書きましたが、旧石器時代の寒い気候と比べて温暖化へと移り変わってきました。しかし縄文時代の始まりの時期は、まだまだ寒冷な気候は残っていました。その後徐々に機構は温暖化へと変化していき、その影響で海水準も下がり、現在とほぼ同じ高さになったとされています。

縄文時代の約10000年は、気候変動が大きかったと言われています。

縄文時代の人々の暮らし!

次は縄文時代の人々の暮らしについてみていきましょう!気候は徐々に寒冷な気候から温暖化へと変化していきました。それに伴って人々の暮らしは、どう変化していったのでしょうか。

住居!

旧石器時代の人たちは、移動する動物の群れを追いかけていたため、簡単に移動できる住居で暮らしていました。縄文時代では、定住するように変化してきたとされています。定住するために、竪穴住居を建てて、住居として住んでいました。

竪穴住居は、地面に穴をあけてその穴に柱を立てて作った家です。

そしてみんなで集まって生活するようになったので、「ムラ」が作られ始めました。

食べ物!

縄文時代は気候が温かくなってきたということもあり、食べ物にも少し変化が現れました。クリやクルミなどの実がなる木が沢山育っていました。豊かな森が出来ていたのです。この時代の人々は、森の恵みを存分に受け取り、木の実や山菜など植物を多く食べていました。

森が豊かになったことで、森の中に生息する動物も狩りをして捕まえ、それを食べていました。

海や川でも魚を捕り、また貝なども集めて食べていました。食べ物の種類も豊富になってきています。

服装!

縄文時代の人たちは、アサやカラムシなど食物繊維から糸を取って編んだものを衣服として着ていました。気候は温暖化になってきたとはいえ、寒い時期もありましたので、寒さをしのぐ場合は、イノシシやシカの毛皮を利用して着ていました。

積雪時には、動物の革で作った靴を履いていたといわれています。

そして服装以外でも縄文時代ではアクアセサリーを身に付けることが多くなってきました。縄文時代の遺跡からは耳飾りや首飾りなど多くの装飾品が出土しています。縄文時代ではこういったお洒落が流行っていたのですが、この文化はその後の弥生時代には受け継がれなかったと言われています。

縄文時代のまとめ

縄文時代は約1万年続いたとされていて、特に気候変動が大きかったとされています。それまでの氷河期から温暖化へと移り変わり、人々の暮らしも変わってきました。

打製石器と言われる石器から磨製石器という石を磨いてより使いやすくする、そして用途を増やすという使い方が広がりました。そして縄文土器と言われる土器もでてきており、この土器を用いて食べ物を煮たりすることで食べ物が柔らかくなり、食べることが出来るものが増えました。更に土器を用いて食べ物を貯蔵することもできるようになったので、人々の食生活が大きく変化したとも言えます。

道具はまだまだ発展しました。動物の骨を使って釣り針を作ったり、木で容器を作ったり舟を作ったりと、色々な道具をその用途に合わせて作ることで、色々出来ることが増えました。身近にある物を使って、生活を豊かに、そして便利にするということが始まったのが縄文時代とも言えます。

舟を作って移動したことで、それまでは行けなかった土地へ行き、新しく手に入る物も増えてきました。縄文時代では全国的な交流が行われており、人々の行動も活発になってきたようです。

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